1.認知症とは
「認知症」とは、
病名ではなく、認識したり、記憶したり、判断したりする力が障害を受け、社会生活に支障をきたす状態のことです。
一般的には、以下のように進行していきます。
認知症の多くはアルツハイマー型認知症(進行性)で、根本的治癒はできないですが、進行を遅らせることはできると言われています。
ほとんどの場合、本人は気づくことができません。なぜなら認知度が低下しているからです。家族が早期発見し、適切な対処をとることで、進行を遅らせることができます。
2.日本の現状と将来
認知症と軽度認知障害(MCI)の合計は、 国民の9人に1人、 65歳以上に限れば3人に1人が認知症あるいはその予備群(軽度認知障害)の人になるという「認知症1300万人時代」が2025年に来る可能性があります。
これが家計や国家財政を圧迫するなどの様々な問題を引き起こします。
下のグラフの左側の棒グラフは総務省が国勢調査に基づいて作ったものです。
2025年には、
高齢人口が30.4%、
生産人口が58.7%、
年少人口が11.0%
となります。
これを10人の人口構成とすると、右側の絵のようになります。
6人で4人を支える、つまり3人で2人を支えるという構図となります。
このような苦しい状況に対し、高齢者は労働力として期待されています。
つまり、高齢社の一部を生産年齢にシフトさせようとしています。
このような中、高齢者の認知症が増えていくのは避けなければならないです。
政府はこの問題に対し、 認知症対策大綱というものを打ち出しています。
しかしながら、大きな方針はあっても具体策はないという状態です。
3.私たちがやるべきことは何か?
認知症に対し、私たちがやるべきことは、以下のとおりです。
①認知症の予防
食事、習慣、
予防エクササイズなど
②認知症との共生
認知症への理解の普及
認知症の方への接し方など
詳細は続編で述べていきます。
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